2017/06/28

学会のSNSによる情報発信

私が会費を払っていて、イギリスに事務局を置く The Medieval English Drama Society からメールが来た。この学会に置かれている the social media committee つまりフェイスブックやツイッター等の担当の係では、学会にふさわしいイメージを募集しているので、何か適当なイメージ(例えば演劇や祝祭関連の写本画像など)があれば、推薦して欲しい、とのこと。担当者3人は大学院生と講師になったばかりの若い先生達。学会に関連のある情報をツッイターやフェイスブックで頻繁に発信してくれる。ツィッターは自分がアカウントを持ってなくても、インターネット接続が出来れば誰でも見られる。毎年春の学会の間は、その写真や発表の紹介もどんどん発信されて、イギリスに行けなくても、幾らかはその雰囲気が味わえる。中世イギリス演劇に関して、国内で情報交換する人がほとんどいない私にとっては、刺激になって大変ありがたい存在。また、どの学会に加入/出席しようか、と考えている人にとっても、学会のホームページ以上に、最新情報が沢山見られ、有益だ。イギリスにおいて以前より中世劇の研究が盛んになりつつあるように思うが、こうした活動により、院生や学部生にすそ野を広げているのも、発展の一因ではないか。

英米の学会では、ツィッター、ないしフェイスブックが、以前のメーリングリストの代わりをするようになってきている。勿論今でもSNSを使わない会員も沢山いるので、メーリングリストも必要だが、メールよりもより頻繁に更新され、かつ会員との双方向のコミュニケーションが計りやすいのが良い。日本でも若い学者を中心に個人のツィッター使用は大変多いが、個人としての日常生活のつぶやきが多くて学会のお知らせとは違うので、やはり学会単位でツィッターによる情報発信があると良いと思う。

The Medieval English Drama Society のツイッター:
https://twitter.com/MedEngTheatre

日本の中世英語・英文学関連では、「国際アーサー王学会日本支部」の公式ツィッターがある。西洋中世学会は、「西洋中世学会若手セミナー」というアカウントでのツィッターがある。

「国際アーサー王学会日本支部」
https://twitter.com/inter_arthur_jp

「西洋中世学会若手セミナー」
https://twitter.com/jsmes_wakate

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