2010/04/09

デーン・ジョン・ガーデンズとカンタベリーの城壁


Dane John Gardens and the City Wall

カンタベリーの中心街、Whitefriar Shopping Centreの直ぐそばにDane John Gardensという芝生の緑が鮮やかな公園がある。その中に小高く盛り上がった小さな丘があり、Dane Johnと呼ばれている。小道がつけてあって、頂上まで登れるようになっており、天気の良い日には子供達が登ったり下りたりして遊んでいる。この丘は、1066年にノルマン人のウィリアム1世がフランスからやって来てイングランドを侵略した際に作らせた木造の城があったと見られているが、盛り土自体は、そのずっと以前、古代ローマ人がやって来る前に、古墳だったのではないかと見られている。

名前のDane Johnと言うのは、直訳すると「デーン人(デンマーク人)ジョン」となるが、フランス語起源の"dungeon"(城の高塔、天守閣)をもじったものではないかと言われる。但、この名前が中世から伝わった名前であるかどうかは怪しいようだ。一節では、カンタベリーに生まれ育った近世の歴史家で言語学者、ウィリアム・サムナー(William Somner, 1598-1669)の作った名前ではないかという見方もあるようだ。ちなみに、このサムナーは、好古家(antiquary)、カンタベリーの郷土史家、更にアングロ・サクソン学者であり、最初の古英語辞書の編纂者として有名である。

Dane Johnの小丘は、清教徒革命時には大砲が設置された。また、その後、18世紀にはこの空き地は公開処刑場としても利用されたそうである。公園は1790年に、市の有力者で市参事会員、ウィリアム・シモンズ(Willaim Simmons)が作ったが、20世紀初めには市の所有となり今に至る。

Dane John Gardensの周辺には、カンタベリーの市の城壁がかなり残っていて、城壁の上が歩道になっていて散策できる。Canterbury East Stationで降りても、すぐこの城壁に着く。もともとはローマ時代に作られたものであり、その時代の石も沢山含まれるが、今の形は、14世紀に整備されたものだそうだ。




旧市街の外側から城壁を見たところ。

城壁の上はきれいに整備され、散歩できます。写真の奥に見えるように、所々に小塔が作ってあります。

(追記)論文はゆっくり進行中。いつも、前日の執筆のあと、どう繋げていくか、謂わば書く前のウオームアップに1時間以上かかる。これが結構大変。最近書いた部分を指導教授に送ってあるのだが、何と言ってくるか、やや気がかり。今イースターのあとのお休みで、先生も仕事を延ばしているのかも知れない。

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