2010/12/07

BBC FourでRupert Gooldの"Macbeth"放映、その他

今日はBBCの事について3つの話題。

GooldとStuartの"Macbeth"、テレビで放送

Chichester Festival Theatreで大変評判になり、ウェストエンドやブロードウェイでも公演したRupert Goold演出、Patrick Stuart , Kate Fleetwood主演の"Macbeth"が、12月12日日曜日午後7時半よりBBC Four(無料デジタル・チャンネル)で放映される。私は残念ながらアナログ・テレビしかないので、見られないが、近々iPlayerでも見られるものと期待している。当然ながら、これはDVD化されるだろうし、これだけ有名なプロダクションだから、日本語字幕版も出て欲しいものだ。

BBCの発表はこちら

BBCのUView Boxとは?

5日朝のAndrew Marr ShowでBBC会長のMark Thompsonが語ったところでは、来年中頃、BBCはUView Boxと呼ばれる機械を発売するそうだ。これはテレビとBroadband Internetをつなぐ機械のようであり、BBC iPlayerの内容、つまり過去の番組やその他のBBCの持つリソースをテレビでも視聴できるようにする機械らしい。値段は100-200ポンドの間とのこと。

BBC iPlayerが海外でも有料で利用可能?

BBC iPlayerはイギリス国内においてBBCの番組が放送された後、一定の期間パソコンでも視聴できるソフトウェアである。これは国内の視聴者料金を払っている人、例えば私(^_^)、の為のサービスであり、現在のところ海外では利用できない。しかし、Mark Thompsonによると、来年半ばから、海外向けのiPlayer、Global iPlayer、が利用可能になるそうである。最初は、アメリカで始められ、iPad用のバージョンかららしい(Wikipediaによる)。ただし、勿論それには無料というわけにはいかない。例えばドラマの1エピソードのついて最高で10ポンド(約1300円)程度の視聴料金を予定しているようだ。勿論日本語字幕などは付かないだろう。従って、料金設定にもよるが、余程イギリスのドラマやドキュメンタリーが好きな人や、仕事上、イギリスのエンターティンメントや文化情報等を必要とする人々以外には、あまり縁のないものとなるかも知れない。普通のドラマを英語で見るだけであれば、英語版DVDをAmazonなどで取り寄せた方が安く上がるだろう。主に、北米やオセアニアの英語国民向け商品と考えられる。英語版Wikipediaの'BBC iPlayer'の項を見ていただければ、末尾のほうに簡単な説明あり(見出しは、'Overseas Availability')。

放送ビジネスの国際化

Global iPlayerの登場について聞いていて思ったのであるが、長い目で見れば、世界のテレビ局、特に英語圏(そしてスペイン語、フランス語、アラビア語等も)のテレビ局は、これから一層世界全体の視聴者に向けてビジネスをするようになるのではないか。丁度、CNNやBBC、アルジャジーラ等がニュース局として世界中で商売しているような状況が、ドラマやドキュメンタリー、教養番組その他を含むテレビ番組全体で起こってくるのだろうと思える。こういう状況の中、圧倒的に日本語中心の日本のテレビ局は他国のテレビ局と比べ、ビジネスとしては大きな差がつくことになるだろう。丁度、携帯電話市場と同様の「ガラパゴス化」と言える。また、国際語を通じて、広い視野を持てる他の国々の人々と違い、常に翻訳に頼っている日本人の視聴者の多くは、政治や経済、学問、文化面で、今まで以上に国際的な常識から取り残されるだろうという気がしている。

(追記)上記の"Macbeth"は12月12日の放送後、iPlayerで見られるようになっている。


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2 件のコメント:

  1. ライオネル2010年12月7日 21:03

    日本でも、iPlayerがみれたらと・・・・・・思います。
    その前にiPadの購入か・・・・・ipudでも・・・
    この「マクベス」のようにdvdで販売されるかもしれないものはいいですけど・・・・
    観たいものがdvd発売されないときは、やっぱり、オンデマンドでみたいです・・・・・英語がわからなくても。ヘヘ

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  2. ライオネルさま、コメントありがとうございます。

    iPlayer国際版ですが、どのくらい実用的か、今のところ分かっている情報では、かなり疑問です。ドラマ1回分で1000円以上し、しかも多くの番組は1週間程度で消えてしまって保存できないのですから、DVDを買う方がずっとお得です。また、海外に出すと著作篇など面倒な問題もあるので、かなり選別して出すのでは無いかとおもいますので、BBCで放映されたものならほとんどの番組が見られるというわけにはいかないでしょう。以前、ケーブル局で日本版BBC放送がありましたが、高価な割に放送される番組が非常に限られていて結局1,2年で立ち消えになってしまったかと思います。将来的にはこういう世界相手の放送局は伸びると思いますが、当面はあまり期待出来ません。基本的には、アメリカやオーストラリアなど、英語をそのまま理解出来る国々では広く利用され、値段も下がるかも知れませんが、日本では開始時期や値段など、どうなるのか疑問です。日本で商売をするためには、字幕か吹き替えをつけないといけないわけで、それには膨大な手間と費用がかかります。ただし、始まれば、ライオネルさんのように、ケーブル料金を払ってもドラマを見るほど海外の番組が好きな視聴者には適しているかも知れませんね。Yoshi

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