2010/07/08

Simon Russell Bealeの新しい舞台とEdward Hallの新しい仕事

現在大好評上演中の"London Assurance"に出ている、舞台ファンの間では国宝級のSimon Russell Beale、8月20日よりNoel Coward Theatreで"Deathtrap"という娯楽ミステリ劇に出演する。共演者の一人はこれも芸達者の美人女優Claire Skinner。彼女は前回の舞台はイプセンの"Little Eyolf"をイギリスに移植した"Mrs Affleck"だった。私も見たがあまり良くなかった。今回は既に定評のある劇のようだし共演者もRussell Bealeなので、きっと面白いだろう。あの"Mrs Affleck"が才気溢れるMarianne Elliotの演出だったとは!上手の手からも水がもれることもあるということだろう。その後Elliotは"Women Beware Women"でまた傑作公演を出し、株を上げた。

日本にもやって来ているPropeller のEdward HallがHamstead Theatreの芸術監督になるらしい。私は最近Jamie Lloyd演出の"Salome"を見に行ったが、ブログに書いたとおり、落胆させる出来だった。この劇場の上演作品は、これまでもかなり出来不出来に波のある状況で、期待を裏切ることが多かったらしい。素晴らしいスペースなので、Hall時代になったら是非良いラインアップを期待したい。新作だけでなく、時々は古典をオーソドックスにやったりもして欲しいな。Propellerは俳優が全員男性というユニークな劇団。私はまだ公演を見たこと無いので、是非一度見てみたい。Hamsteadでもやるんだろうな。

写真はEdward Hall。

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4 件のコメント:

  1. Ed HallがHamsteadの芸術監督になるんですか。プロペラはちょうど一年前に東京芸術劇場で二作品見ましたけれど、私は面白かったです。特に演出の設定を刑務所の中にした「ヴェニスの商人」はよかったです。どちらかというと小スペースに似合うシェイクスピアでしたけれど。役者がコーラスや楽器などもこなし、芸達者だなと思いました。ただ、あまりよい評価を与えない専門家の方もいます。ご覧になったらまたご感想を教えてください。

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  2. BPさま、コメントありがとうございます。

    HallとHamsteadのこれからに期待したいですね。やはり郊外の重要な劇場のRoseはPeter Hallが活躍していますから、親子でロンドン郊外で意欲的なことをやりそうです。 Yoshi

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  3. ライオネル2010年7月9日 9:30

    この秋、ピーター・ホールの80歳の誕生祝?(11月22日だったかな?)にナショナルシアターで、エドワードと腹違いの兄妹レベッカ・ホール出演の「十二夜」をピーター・ホールが演出するようです。
    ロンドン近郊で親子3人が活躍するということですね~

    ウオーター・ミルで公演した事のある俳優座の立花さんが、いい劇場だったと言っていました。
    でもそこまで行かなくても、ロンドンで見れるんですね。
    チャンスがあればいいのだけど。

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  4. ライオネルさま、コメントありがとうございます。

    親子3人ですか。政治家のネポティズムはいけませんが、こういうのは歓迎です。息子は偉大な父親を持って大変でしょうけど、おそらく、もうとっくにふっきれているでしょうね。『十二夜』見てみたいです。 Yoshi

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