2011/02/18

「二重被爆〜語り部・山口彊の遺言」(稲塚秀孝監督、2011)、イギリスの10都市・地域に送られる

BBCの"QI"の事以来ご連絡をいただいている稲塚秀孝監督からメールをいただいた。既に彼のブログで書かれていることだが、広島平和文化センターの仲介で、世界平和市長会議に参加しているイギリスの10都市・地域に「二重被爆〜語り部・山口彊の遺言」の英語字幕付きDVDが送付されたそうだ。どういう形で使われるかわからないが、上映会などが実現する事を祈りたい。

それらの10都市・地域は次のような場所だそうだ:
マンチェスター
リーズ
グラスゴー
エジンバラ
ダンディー
ロンドン
コベントリ—
シェトランド
ロザラム
ウエスト・ロージアン

本題からは離れるけれど、イギリスのことをちょっとでもご存じの方は直ぐに気づかれると思うが、ロンドンとコベントリー(ミッドランド〔中部〕)を除く8都市や行政区域は、北イングランドかスコットランドである。シェトランドとウエスト・ロージアンは都市ではなく行政区(県のようなもの)だが、スコットランドにある。グラスゴー、エジンバラ、ダンディーはスコットランドの主要な都市。マンチェスターとリーズは北イングランドの大都市である。ロザラム(Rotherham)はシェフィールド郊外の、北イングランドの町である。

コベントリーは第2次大戦中、ドイツ軍の悪名高い大爆撃を受けた都市であり、町全体が焼野と化した。市民が特に平和を望んでいるとしてもうなずける。そのコベントリーとリベラルなロンドン以外はみな北の都市というのは興味深い。ブリテン島は、概して北に行くほど労働党や自由民主党(Liberal Democrats)の支持が厚く、リベラルであり、南部ほど、保守党支持が強いが、それと重なっているのは偶然ではないかも知れない。アメリカ合衆国での各地域や大都市の政治的雰囲気の違いは如実に感じるが、イギリスでもかなり大きい。


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