2014/03/21

あるブログを読んで

先日芋づる式にリンクをたどっていて偶々見つけたBroccoliさん(ペンネーム)という方の、”a pile of thougts”という素晴らしい英語のブログ。但、筆者は日本人。立派な、情感のあるきれいな英語で羨ましいです。私も英語を書くのは好きなんですが、どうも上手くありません。どうしてこういう風に書けるようになるんだろう、海外で育ったのかなあ、なんて思っています。早速ブックマークしました。この方の、プロフィール欄の文章がとても印象に残ったので、一部引用します:

“So I come here and write, sometimes imagining someone on the other side of the screen, sitting face to face with me in a place I've never been to. You know when it's sometimes easier to talk to strangers? It's probably something like that.”

(それで私はここ[このブログ]にやって来て書く。時にはスクリーンの向こうにいる誰かを想像しながら、私の行ったこともない場所で私と向き合って座っている誰か。時々は、赤の他人のほうが話しやすいことってあるでしょう?多分そういう感じ。)

シンプルな単語を使ったシンプルな文、でもなかなかこういう風にさりげなく書けないなあ。この文、多くのブロッガーの気持ちを良く表していますね。多くのブログにはほとんど反響がありません。コメント・ゼロのエントリーがずっと並んでいるブログは結構多いです。このBroccoliさんのところも、2回のエントリーに一度くらいの頻度でコメントがある程度。でもスクリーンの向こうで誰かが読んで、何かを感じているかも知れない、と思って書かれるのでしょう。

ブログって、TwitterやFacebookと違い、逆説的だけど、反応があまりないのが良いと思います。反応がたくさんあると、それに振り回されますから。それに、少ない友達を大事にするのと似ています。友達がとても多いと、どうしても物理的に個々の相手と向き合う時間も少なくならざるをえないかもしれません。読者の少ないブロッガーにとっては、ひとりひとりの読者がとても大切なのです。

私のブログは、アクセス分析によると、一日のアクセスが、私自身を除くと2,3人という日が多いようです。先日は1人という日もありました。検索か、何かのリンクをたどってたまたま来られる方が主でしょうが、多分定期的にチェックされる方も数人、2、3人?くらいはおられるかもしれない・・・? あなたが、繰り返し「スクリーンの向こうにいる・・・私の行ったこともない場所で私と向き合って座っている誰か」だとしたら、お礼を申し上げます。

2 件のコメント:

  1. Broccoliさんのブログ、素敵でしょう。彼女、帰国子女だそうです。あんな英文が書けたらなぁ、といつも思っていますが、40代後半から英語の勉強を始めた私には難しいです。

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  2. 早速ご訪問くださりありがとうございます。Broccoliさんの英語、素晴らしいですね。ネィティブでも中々ああいう文章は書けない気がします。書いておられることも、若い方と思えない思慮深い内容で味わいがあります。

    Hiroshiさんの英語も立派です!私も英語を書くのは嫌いじゃないんですけど、具体的に相手のある手紙とかメール、あるいは必要な文書ならともかく、時間がもの凄くかかるし、面倒くさくて、英語でブログなんて考えられません。

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