2018/12/09

シェイクスピアの晩年を描く映画、 'All Is True' 、来年以降公開

シェイクスピアがストラットフォードで過ごした晩年を描く映画、 'All Is True'  が出来た。ケネス・ブラナーがシェイクスピアを演じ、彼自身が演出。奥さんのアン・ハサウェイを演じるのはジュディ・デンチ。更にイアン・マッケランも出演。脚本はベン・エルトン。来年2月に英米で公開されるそうだ。

以前にシェイクスピアの晩年を描いた劇、エドワード・ボンドの 'Bingo: Scenes of Money and Death' をロンドンのヤング・ヴィック劇場で見た。彼の悩みの多い、メランコリックな日々がとても興味深く描かれていた。天才シェイクスピアだけではなく、市井の一個人として家族などに振り回される父親だった。その時の感想。さて、今回の映画がどうなるか楽しみ。

シェイクスピアがストラットフォードに残した家族を描いた劇としては、Peter Phelanの 'The Herbal Bed' と言う作品もある。これは、劇作家の死後の彼の娘スザンナを主人公にした劇で、シェイクスピアは登場しなかったと思う。シェイクスピア関連の劇と言うより、17世紀の田舎町の比較的豊かな平民の家庭を描いた劇として見るのが正しいだろう。私は感想を書き残してないのだが、多分1990年代にウエストエンドの劇場で見て、結構面白かったというおぼろげな記憶がある。機会があったらまた見てみたい。

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