Norman Castle, Canterbury
段々とカンタベリーを去る時が近づいているので、今のうちにカンタベリーの名所を再訪して写真を撮っておこうと思い、今日はカンタベリーのノルマン時代のお城に出かけた。
1066年にノルマン人がイギリスを征服した時、征服者で新しいイングランド王、ウィリアム1世は、カンタベリー、ロチェスター、そしてドーバーにすぐにお城を造らせたそうである。その当時の城は、今の城のそばにDane Johnという形で残っているが、盛り土をしたマウンドに木造の砦というものであったようだ(これについては別の項で)。その後、1084年頃(ヘンリー1世時代)には現在残る石造りの城が作られたそうである。現在残る廃墟となった建物以外にも、周辺に小さな建物があり、まわりを石造りの壁で囲まれていた。
その後、この城の軍事的な意味は薄らいだようで、"keep"(本丸)は、12世紀中には牢獄として使われるようになり、近代に至るまでそのような用途であった。さぞかし恐ろしいところだったことだろう。あんな石造りの暖房もない建物に何ヶ月も幽閉されれば、大抵の人は死んでしまうに違いない。19世紀にはガス会社が所有し、倉庫として利用。1923年にカンタベリー市議会が購入して、保存活動が始まった。
近年、まわりに芝生が植えられ、お城の歴史や構造を説明するパネルも配置され、小さな公園となっている。本丸は、3階建てであるが、床は落ちて、既に外壁しか残っていない。その外壁の途中まで階段で登れるようになっている。訪れる人は少ないが、カンタベリーの歴史を感じさせるお勧めの場所。East StationやWhitefriars Shopping Centreのすぐ近くで、便利の良い場所にある。こういうところをじっくり歩いていると、カンタベリーに住んでみて本当に良かったと改めて思う。
Dane Johnのマウンドから見下ろしたノルマン・キャッスル。手前に見えるのは公園の並木。大胆に剪定してあるのですが、上の方はクレーンでも使ってやったのでしょうねえ。
Keepの全景。この前の花がとてもきれいです。でも動植物に無知な私には種類は分かりません。
内側は床が落ちて空洞になっているが、壁の途中まで登ることが可能です。
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返信削除あとクリックも毎日しているのですが・・・
今、演劇、ヨーロッパ留学、海外文学の3つのカテゴリーを足したのですが、確かに110ポイント。
おかしいですねぇ・・・。
Takaoさんには、いつも見ていただくだけでなく、そちらとは趣味が違っても時々コメントもいただき、ありがとうございます。ブログ村は一応のっけているだけで、ランキングは気にしておりません。ただ、のせておくだけでも、時々は新しい読者も出来るかなと思いまして。
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天気が良くなったので、外を歩いて名所の写真など撮って、今回のようなポストを増やそうと思っています。 Yoshi